斎藤 繁の水彩画展示風景

 主に岩手県南と宮城県北の風景を描いた一関市花泉町在住の斎藤繁氏制作の水彩画の中から、常時10作品(6号及び4号)展示しています。これを季節ごとに展示替えします。

 

 今から二十年前、一関市内の彩画堂さんで氏の水彩画を見て心を奪われて以来、

今日までこつこつと収集してきました。現在はその数100点になりますが、これ

も氏のご協力がなければとてもかなわないものでした。その感謝も込めまして、

広く皆さんにご覧頂けるよう常設展示するものです。

 どうかこの絵を通して、吹く風や流れる水の音、森や林や田んぼの匂いを感じ

ていただければ幸いです。

 

略歴

 昭和9年、陸前高田市に生まれる

 義務教育機関のほとんどを岩手県東磐井郡(現一関市)で過ごし、清田小学校

(国民学校)上折壁小学校、矢越中学校にまなぶ。宮城県立気仙沼高等学校卒業

 岩手大学学芸学部修了後、教員生活に入り、岩手県内各地の小学校にて教鞭を

 とり、平成4年退職

 在職中に水彩画に魅了され、絵筆をとり、創作活動を続ける

 令和5年10月5日、永眠

 

展覧会歴

 平成 4年 6月  6日〜14日  彩画堂(一関市)

 同  5年 6月12日〜20日  同

 同  5年 8月24日〜31日  岩手銀行花泉支店(現一関市)

 同  6年 6月10日〜17日  同  

 同   年11月11日〜19日  まちかどギャラリー(陸前高田市)

 同 10年 4月18日〜26日  彩画堂(一関市)

 同 11年 8月12日〜17日  エスピアホール(千厩町・現一関市)

 同 12年 1月         ガランザギャラリー(千厩町エスピア) 

 同 12年11月 7日〜19日  宝蓬ホール(大東町・現一関市) 

 同 13年 3月12日〜19日  まちかどギャラリー(陸前高田市)

 同   年10月         水彩画集を自費出版  

 同 14年 5月17日〜19日  花巻なはんプラザ(花巻市)

 同 15年 3月 4日〜16日  石と賢治のミュージアム(東山町・現一関市)

 同 18年 6月 1日〜 6日  盛岡イオンショッピングモール(盛岡市)

 同 22年 4月17日〜25日  彩画堂(一関市) 

 同 23年 4月 1日〜31日  花と泉の公園(一関市花泉町)

   同 24年10月19日〜27日  せんまや酒の蔵交流施設東蔵(一関市千厩町)

 同 27年10月 3日〜11日  彩画堂(一関市)

  ほか個展多数        

常設展示作品その2 八重樫理彦の油彩画 100号2点

 氏の作品を北上市の淳子美術館で初めて見たとき、理屈なしで好きな絵画に

出会ったと思いました。その後、小品を3点購入しましたが、何と言っても下

記の100号2点を購入できたことは大きな喜びでした。

 購入後、当美術館ができるまでの間、氏の東京の自宅に保管していただきま

したが、やっと展示できました。

 水溶性油絵具で描いた2点の油彩画の迫力をお楽しみください。   

 

  作品 不連続面の研究009  平成21年度岩手県美術選奨受賞

     不連続面の研究008

 

 1973年東京生まれ 2004年より岩手県花巻市大迫町在住

  学歴

 1995年国際基督教大学教養学部国際関係学科卒業

 1996年武蔵野美術大学造形学部日本画学科入学

 1998年同大学協定留学学生としてフランス・パリ国立高等美術学校へ留学

 2000年武蔵野美大卒業

 

常設展示作品その3 河田勉成の陶芸作品

   その色彩の変幻自在さ、その造形の洗練された美しさ、それを手にしたとき

のしっくり感、まったく見事というしかありません。そんな氏の自宅にあった

幾多の名品が、宮城・岩手内陸大地震と東日本大震災の二度にわたって破壊さ

れたことは返す返すも残念でなりません。

 当美術館が所蔵する大壺その他で、その一端をご堪能ください。

 

  作品 大壺 銘「つぼみ」

     つる首1点

     オブジェ2点

     その他

 

1946年 京都府生まれ

1980年 宮城県鶯沢町(現栗原市)にて白鶯窯を開窯

1997年 日展入選 以後9回入選

2004年 宮城県芸術選奨

      個展(雄勝硯伝統産業会館)

2005年 個展(舞鶴市大庄屋上野家)

2009年 河田勉成・佐瀬幸廣ふたり展(栗原市一迫ふれあいホール)

2011年 個展(仙台市藤崎デパート)

2012年 宮城県教育文化功労賞受賞

2013年 個展(仙台市藤崎デパート)

2015年 個展(仙台市藤崎デパート)

〜陶で東北大震災への祈りを捧げる〜

 

河 田 勉 成 器展

 

■前期 平成26年3月8日(土)〜16日(日)

 後期      3月21日(金)〜30日(日)

■昌子の小さな美術館

■開場 正午〜午後4時

平成23年3月11日に発生した東日本大震災

この3年間に味わったあきらめと憤り、そして

祈りの気持ちを込めて制作した器花と器人形を

失われた多くの人命に捧げます

常設展示作品その4  丹野昭典の絵画

 秋田市広面在住の丹野昭典氏の水彩画展を秋田市のアトリオンで初めて見たとき、数ある中で「暖冬の添川」に目が釘付けとなりました。

 その場で丹野氏にその絵を購入する旨告げた際、自宅に多くの絵画があるとのことで、後日伺いました。そこで60号の水彩画を10点ほど見せていただき、その中から選んで「雪解け」を購入しました。その後、やはりアトリオンで何度か開かれた油彩画展を見に行き、「早春の雄物川」と「秋のばら」を購入しました。

 アマチュア画家ではありますが、秋田では実力と人気のある作家さんです。

         1 雪解け(水彩画・60号)

         2 暖冬の添川(水彩画・8号)

         3 早春の雄物川(油彩画・6号)

         4 秋のばら(油彩画・6号)