盛岡少年院の少年たちの製作による多色刷木版画の作品を常設展示しています。ただし、展示する作品は定期的に展示替えします。
盛岡少年院の版画印刷科では、毎年多色刷木版画カレンダーを制作しています。これは、少年たちに勤労意欲を高めさせ、職業生活に必要な知識・技能を習得させることを目的として、このカレンダー作りに取り組ませているとのことです。
当美術館が所有する多色刷カレンダーは、当館長が裁判所に在職中、少年院から家庭裁判所に寄贈されたものを、使用後に毎年払い下げてもらい、現在、平成4年分のものから保管しています。
なお、この作品の展示については、盛岡少年院のご了解を得ていますし、展示にあたっては、スペースの関係上暦日部分を除きました。
今回の作品は2021年度三陸の風景の木版画です。
作品は陸前高田市の一本松(表紙)、1、2月の大船渡(穴通磯)、3、4月の大鎚(蓬莱島)、5、6月の宮古(浄土ヶ浜)、7、8月の田老(山王岩)、9、10月の田野畑(北山崎)、11、12月の久慈(つりがね洞)です。
2021年度のカレンダーも2つ月分を1枚の木版画にしています。枚数は少なくなりましたが、従前通り作品の出来は素晴らしいものです。どうぞご覧ください。
今回の作品は2019年度盛岡の建物の木版画です。
作品は中津川河畔の建物(表紙)、岩手県公会堂(1、2月)、もりおか啄木・賢治青春館(旧第九十銀行)(3、4月)、岩手銀行赤れんが館(旧もりおか銀行)、盛岡信用金庫本店(旧盛岡貯蓄銀行)、紺屋町番屋(9、10月)、盛岡ハリストス教会(11、12月)です。
2019年からのカレンダーから2つ月分を1枚の木版画にしています。枚数は少なくなりましたが、作品の出来栄えは従前通り素晴らしいものです。どうぞご堪能ください。
今回の作品は2018年度岩手の昆虫の木版画・後編です。
作品はテントウムシ(表紙・前編と同じ)、ニイニイゼミ(7月)、ナツアカネ(8月)、イナゴ(9月)、エンマコウロギ(10月)、ハナアブ(11月)、ジャコウアゲハ(12月)の7作品を展示しています。
前回展示の作品に負けない、素晴らしい出来栄えです。
今回の作品は2018年度岩手の昆虫の木版画・前編です。
作品はテントウムシ(表紙)、ヒメギフチョウ(1月)、ハンミョウ(2月)、モンシロチョウ(3月)、エダナナフシ(4月)、ベニシジミ(5月)、ノコギリクワガタ(6月)の7作品を展示しています。
写真で見ても分かるとおり、素晴らしい出来の作品です。